13年振り1位のパールジャムがハロウィーンで伝説のテクノバンドDEVOに!

9月30日に発売された9枚目の新アルバム「バックスペイサー」が4枚目のアルバム以来13年ぶりの全米1位に輝いたパールジャム。ジェイZやホイットニー・ヒューストンのアルバムを抑えて1位になったけど、実はパールジャムはインディーズバンドになっていたのです。

全米ツアーのLA公演にも行ってきたアテクシとしては、『バックスペイサー』の発売前は心配で心配で。というのも、PJはデビュー当時から所属していたエピック、そして同じくSME傘下のJレーベルに移籍して8枚目を発表していたのに、Jレコードと再契約せず、他のメジャーレコード会社とも契約せず、つまり実質的にインディーズバンドとして「バックスペイサー」を発売していたわけです。

「バックスペイサー」発売のためにPJはMonkeywrenchというインディーズレコード会社を作って北米で販売(ただし海外では大手ユニバーサルMが販売)。 しかも店舗売りは大型スーパーのターゲットと限定発売、その他の販売経路はPJのオフィシャルサイト、インディーズレコードショップまたはオンラインストアとi-tunesのみ!と半年くらい前から言われていて、これじゃファンは心配して当然でしょう。もう、いい年したおっさん集団のくせに、今更大丈夫?みたいな。

が、ふたを開けてみれば、アルバムは最高、セールスも大成功。「バックスペイサー」はPJの全盛期を思わせるロックに、パンクやポップ、ニューウェーブテイストが混じったタイトで明るい仕上がり。もちろんエディのソロアルバム
のように(映画イントゥ・ザ・ワイルドのサントラ)とも違って、思わず「PJが帰ってきたよ」と涙したくなるようなアルバム。

この出来は、確かにパールジャムの初期のアルバムを手がけたブレンダン・オブライエンがプロデューサーとして4作ぶりに手がけたことも大きいとは思うけど、なんだかメジャーと離れてインディーズとして製作したおかげで、ある意味ふっきれたのと同時に「見てろよ」的な闘志が収録曲のキャッチーで明るいメロディの中に隠れているようにさえ。だって、「ジェレミー」(デビューアルバム"TEN
")が大ヒットした後に「もうミュージックビデオは作らない。テレビも出ない。まだ売れてないバンドにチャンスを与えて欲しい」といっていたのに、「バックスペイサー」のファーストシングル「ザ・フィクサー」では本格的にビデオをつくって(8枚目のときに7年ぶりにつくった"Life Wasted"のビデオは無理っぽいけど)、しかもターゲットのCMとしてアメリカのお茶の間でガンガン放送されてたんですな。しかも、このビデオの監督は「あの頃ペニー・レインと」などで有名なキャメロン・クロウ監督で、シアトル(だってPJですから)のライブハウスで極秘撮影が行われたもの。

で、LAでのライブもなんだか一貫して楽しげな雰囲気(政治コメント抜き。詳細はまた今度)、だったんだけど、北米ツアー最終地にあたるフィラデルフィアのライブはハロウィーンの日に行われ、なんとPJご一行が仮装をするというレッチリのような自体に!

PJご一行が仮装したのは70年後半から80年代にかけて活躍したニューウェーブテクノの伝説的バンドDEVO(ディーヴォ)で、お約束のチープな黄色いオーバーオールに赤いヘルメット姿で、代表曲"Whip It"を熱唱...いつも眉間に皺よせて歌っているエディが!もうなんかあり得ないです。おかしすぎ。

ちなみにDEVOのヴォーカルのマークさんは、セレブが度々カメオ出演しているので紹介しているアナーキーな子ども番組「yo gabba gabba」で、お絵かきのマークおじさんとしてレギュラー出演。マークさん同様、味のありすぎる絵を描いて全米のちびっこを混乱させています。

←ところでオモシロついでの動画ですが、エディはシカゴ・カブスの大ファンで、シカゴの試合でおなじみの「Take Me Out To The Ball Game」を歌ったはいいものの、泥酔状態でド音痴&歌詞をエロく歌い替えるハプニング。それにしても音痴すぎてそっくりさんにも見えないほど。

ちなみに、最後に1位だったのが4枚目の「No Code」より5枚目の「Yield」のほうが、最終的には売れて評判もよかったのに、1位になれなかったのは、なんでだっけ?と思って調べたら、当時、「タイタニック」のサントラが4ヶ月連続でずっと1位だったときだったんですね。恐るべし。

パールジャム公式facebook 左枠下のプロフィール欄をみればわかるようにType of Label / Indieと、正真正銘インディーズバンドなんですっ。念のため。

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