【アカデミー賞 見どころ】サンドラ・ブロック 「一度は女優を辞めたことも」昨日は最悪映画賞、今日のオスカーは?

知名度と人気はバツグンながら、ちゃんとした映画賞には縁のなかったサンドラ・ブロックが、今年は最優秀主演女優賞に最も近い人物といわれているが、昨日は主演したコメディ映画「All About Steve」でラジー賞の最悪主演女優賞を受賞した。

普段は本人はわざわざ授賞式にほとんどやってこないことで有名なラジー賞だけど、ギャグのわかる女優サンドラは「私のキャリアを台無しにしてくれてありがとう」と受賞スピーチ。

しかし今日はギャグでは済まされない本命アカデミー賞。45歳にしてやっとノミネートされた「アメリカズ・スィートハート」が、過去最多ノミネートの記録を持つメリル・ストリープ相手に、初オスカー像を手にすることができるのかがポイント。

ところでスピーチといえば、私が俄然サンドラ押しになってしまったのがSAG賞のスピーチ。
俳優協会賞による俳優のための賞とあって、受賞者の多くは「俳優」ということにこだわったスピーチをしていたけれど、「スピード」などアクション映画やラブコメのヒット作で常に勝ち組のイメージが強いサンドラがギャグを交えながらも意外な一面と過去を垣間見て感動。

サンドラは「この会場にいる皆さんは、私が女優として影響を受けた人たちばかりです。

...私は6年ほど前、仕事がなくなりました。女優としてうまくいかなくなったからです。それで、オーディションを受けるようになりました。リッチで贅沢な暮らしともおさらばすることになったんです。
そして2006年、「クラッシュ」という低予算の映画で、ここ(SAG賞授賞式)にくることができました。そして私をここに導いてくれた人たちに会うことができたんです。SAGのみなさん、どうもありがとう」

そしてカスタムバイク改造のカリスマ的先駆者で、TVタレントとしても活躍する夫のジェシー・ジェイムスに対して「...それから夫のジェシーにも感謝します。彼はとっても働き者で...、今日はスーツなんか着ちゃってるし、周りは俳優ばかりで知らない人ばっかりなのに、私が席を外して、戻ってきたら、いつの間にかどういうわけかモーガン・フリーマンのメールアドレスをゲットしてるし。...もう大好きよ」とコメント。

サンドラがオスカーでノミネートされている映画『しあわせの隠れ場所』(Blind side)は、実在の人物を元にしたストーリーで、古いしきたりのはびこるアメリカの南部で、貧しい家庭に育った黒人の高校生を自分の家に迎え入れ、実子らと一緒に愛情を持って育てる裕福な家庭の母を演じている。

元になったのは昨年バルチモア・レイヴンズにドラフト1順目で入団して、オフェンスとしてルーキー・オブ・ザ・イヤーにもノミネートされたMichael Oherで、「へえ、『しあわせの隠れ場所』(原作・The Blind Side: Evolution of a Game)のモデルはOherなんだとびっくりした思い出が。

とにかくサンドラ演じる母親は普段サンドラが演じる女性とはまったく違ったタイプで、実在の母親にできる限りちかづこうと、そっくりに金髪に染め、例えば右のシーンでサンドラが見に付けている白い腕時計は、実際に母親のリー・アンさんが愛用しているものと同じものを付けている徹底振り。ちなみにToyWatch の''Plasteramic'' という295ドルのもの。

最初で最後になっちゃうかもしれないサンドラのアカデミー賞ゲットのチャンス。是非とも受賞して感動のスピーチを聞いてみたいと思うのです。

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