2003年12月06日
アメリカのシークレットサービスは、ラッパーのエミネムの曲が「大統領脅迫を示唆」してるのではないかとして、なんらかの措置をとるかどうかを検討しているという。
問題の曲は「We as Americans」(一部では”We are Americans"とも)という未発表の曲だが、最近レコーディングされたもので海賊版としてインターネット上で出回っている。その曲には
"F--k money. I don't rap for dead presidents. I'd rather see the president dead. "
”金なんかくそくらえ。 俺はdead presidents(死んだ大統領=金)のために、ラップは唄わない。大統領が死ぬのがみたいんだ。”
というもの。アメリカでdead presidents(死んだ大統領)は”現金”を意味するスラングだが、エミネムの関係者は「この曲は銃規制に関することを唄ったもので、まだ未完成。どこかで音源が盗まれて、流布されてしまった。いつ・どうやってこの曲を発表するかはまだ決めていない」と語っている。
今年の初めに1000人の若者を対象にしたアンケートで、「エミネムの歌詞のほうが、ブッシュ大統領のスピーチより"真実を語っている”」とするものが、53%と大多数を占めた。(反対は19%)
"We as Americans" の中には"They took away my right to bear arms," (奴等は、俺から武装する権利を奪ったんだ)というエミネムが2001年に銃所持で逮捕されたことに関連すると思われる歌詞も含まれている。
死んだ大統領=現金というのは、アメリカの紙幣には大統領の肖像が多く使われているから。(もちろん現在では故人)。この曲、聴いてみたけど確かにクオリティはデモテープ程度のもの。写真は記事で書いた2000年にエミネムことマーシャル・マザーズ3世さんが逮捕されたときのマグショット。こんだけ二枚目なマグショットもめずらしいですが。しかし、アンケートの結果より、そういうことを聞いたほうが凄いような気がします。
ちなみに、ラッパーのアイス・キューブ主演のアクション映画で『All About Benjamins(オール・アバウト・ベンジャミン)』(原題)が邦題で『ゲット・マネー』になっているのも同じような理由。ベンジャミン・フランクリンは100ドル札で使われている。
Secret Service probes Eminem 'Bush threat'
エミネムとは全く関係ないですが・・・。ラッパーつながりで。
38歳の政府検察官ジョナサン・レノさんが12月4日にボルチモア郊外で遺体で発見された事件で、殺害された当時レナさんは、リンチされた上に生きている状態のまま水につけられ溺れさせられ、36回も刺されていたことがわかった。レナさんはギャングスタ・ラッパーの薬物事件に関する裁判の検察官をしていたが、3日の裁判に現れなかったことから捜索が始まった。殺害事件とこの裁判の関連性が現在調査されている。
