ABC振興会 バカ・ニュース From アッメ〜リカ 

ABC(アメリカン・バカコメディ)振興会++バカ情報フロム・アメリカ++

2004年01月10日

米・億万長者養成サバイバー番組が人気

trump.jpgアメリカ人に「億万長者といえば?」と聞いたら、おそらくビル・ゲイツと並んで多く挙げられるのは「ドナルド・トランプ」でしょう。ビル・ゲイツは"マイクロソフトの"という形容ももちろんつくけど、「ドナルド・トランプ」はまさに肩書きそのものが「億万長者」。実際のところは、ニューヨークを中心にした不動産王なんだけど、その"金持ち"キャラを逆手にとって、バラエティ番組や映画にもチョクチョク出演する・・・そんなかつての大屋政子的存在かもしれないのがドナルド・トランプ。(見た目はパンチョ系だけど)

しかし、このドナルド・トランプの"金持ち"キャラを本当の意味で利用したのが先日スタートしたNBC「The Apprentice」(実習生)という番組。これは、16人のApprentice(実習生)たちが、「トランプ氏の経営するベンチャービジネスを任される”選ばれたひとり”」になるべく、試練を受ける番組。25万ドル(2800万円)の年収も約束されている。
候補者はリーダーシップやビジネスセンス、チームワークなどによって毎週選考され、誰かが「脱落=クビ」になっていく仕組み。もちろん選考のキーパーソンはトランプ氏自身。

番組はNBCでも新春一押しの番組で盛んに宣伝されていたので、私も楽しみにしていたのだけれど、すっかり忘れて最後の30分だけ(放送は1時間半)見ることに。どうやら女性8人と男性8人が別チームにわかれて、しばらくは人選が続くよう。

トランプ氏はテレビ・映画でよく見かけるけど、彼が億万長者になったそのセンス、みたいなことは今までのテレビ出演では垣間見れないし、何が彼を不動産王にさせたのか、そこから学べるものは?身近に仕えるビジネスヒントが?といったことを期待してこの番組を30分見てみたけど・・・・。この番組のプロデューサーはCBS「サバイバー」(男女が孤島で生き残る番組ね。日本バージョンも在ったと思うけど)の製作者なので、「The Apprentice」も場所が無人島からNYに変わって、候補者がスーツを着ている点が違うだけで、基本的には同じ感じ。だから、ビジネス的なうんぬんより、「サバイバー」の見所である孤島という究極の地を舞台に露呈する人間の本性、候補者同士のどろどろの人間関係とかが視点になりそう。私は「サバイバー」のそうゆう点が苦手だったので、「The Apprentice」もそればっかりだとちょっと辛いな、という気がします。
それに「彼とは仕事をしたくない」と皆から嫌われている奴が、結局残ってしまったりというのは、ヴィランはぎりぎりまで残しておかないとドラマが始まらない、というか、いかにもテレビ的で・・・・。ま、私が万が一最後のふたりまで残って最終的に負けてしまったら、トランプ氏のヅラをひんむいてやると思うけど。泥沼人間関係ではなく、最後はそういうオチも希望。

とはいうものの、視聴率は絶好調で、NBCでもトップクラスの「フレンズ」と同じ1850万人が見たとか。(アメリカは視聴率ってこういう言い方のほうが一般的なのよね。年代別のレイティングもあるけど)来週は、近年視聴率ナンバーワンを誇るCBS「CSI」と同時間に放送されるから、2回目からが正念場、かしらね。

 「The Apprentice」公式サイト

FYI)アメリカでかなりキテいる「金持ち」番組あれこれ。前にもMTV「Cribs」(芸能人豪邸訪問アメリカ版)を紹介したけど、2003年は実は「金持ちウォッチ番組」大当たりの年だったのです。

FOX「シンプルライフ」
いわずとしれたパリス・ヒルトンとライオネル・リッチーの娘二コールのふたりが、携帯・現金・クレジットカード無しでアーカンソーのど田舎に一ヶ月暮らす番組。FOXの視聴率最高記録を塗り替えた番組。金が無いと、男に走るのね・・・・>二コールたん あ、お金があってもか。DVDにもなりました。

MTV「リッチガールズ」
NYに暮らす超資産家令嬢ふたりの生活密着番組。ひとりは、デザイナー、トミー・ヒルフィガーの娘。トミーの商品は100ドル以下の安価なものが売れ筋だと思うけど、その売り上げが娘のシャネル・グッチ商品買い上げ軍資金になっているかと思うと感慨深い。塵も積もれば山となるとはよくいったものだ。もうひとりの"リッチガール”は特に有名人の娘ではないけど、そのゴーマンさ!ブサイクさ!全てが鼻につく!!!高校のプロムパーティで同級生と話していると思い出したかのように「あ、ところでアンタは私と話すクラス(の金持ち)じゃないわよね。じゃ」と去ってしまったり。

VH1「Fabulous Life of...」
セレブリティのゴージャスな生活紹介番組。ジェニファー・ロペスのフォックス毛つけまつげはシュウ・ウエムラの特製とか、ボディクリームはNASA仕様で5000ドル(55万円)とかどーでもいい情報やまもりでおもろい。

HBO「ボーン・リッチ」
元はサンダンス映画祭に出品されたドキュメンタリー映画をHBOが買い上げて放送。「超資産家子息たちの素顔に迫るドキュメンタリー」で監督もみずから出演するジョンソン・アンド・ジョンソンの跡継ぎ。他に上で取り上げたドナルド・トランプの娘や、メディア王でありNY市長のブルームバーグ氏の娘などが出演。出演者のひとりが名誉毀損を理由に放送の差し止めを訴えたことでも話題に。

とにかく桁はずれの金持ちたちの娘・息子たちのプライベートが見れるとあって、ものめずらしさで見てみたが・・・。全体を通して感じたのは、出演者のなかで友達になりたいなあ、と思える人間性がある人が一握りだということ。巨万の富がそうさせたのか、というよりは、いい奴は金持ちにもビンボーな人にも居る。逆もまた然り。という当たり前のこと。

ジョンソン氏は監督だけあって、頭もよく、なかでもリッパな人間に見えたけど、実は家庭内は離婚があったり、父からは「金持ちを自慢するな」と言われていたりと、いろいろな悩みがあるという告白には「そーは言ってもなあ」という突っ込みもしたかったり。まあ、トランプ娘のように友達から”一生、支払いのことで心配しなくていい生活ってどう?”と聞かれて凄くショックで落ち込んだ。金持ちにも悩みがある・・・というエピソードよりはいいけど。

で、この話は3ヶ月くらい前に取り上げて!というリクエストをメールで貰っていたのですが、今頃になってしまってすみません。で、質問のあった”訴訟をおこした彼”ですが、たしかに彼のイメージダウンになるでしょうね。彼は常にシラフではなかったし。(色んな意味で)