2004年02月13日
米NBCの人気トーク番組「レイト・ナイト・ウィズ・コナン・オブライエン」の昨晩の放送がカナダ政府から「フランス語圏のケベック地方に対して侮辱的で全市民がホモセクシュアルであるかのような誤解を招き、差別的だ。」と非難された。
この番組は通常ニューヨークで収録されているが、昨年のSARS騒動でカナダへの観光局が激減し、その人気回復を狙ってオンタリオとオタワで$760,000 (約8千万円)の資金を出し、トロントでの収録を誘致したもの。しかし、13日深夜の放送で度が過ぎてしまい、カナダ政府を怒らせてしまった。
番組でも人気の犬のキャラクターで”毒舌”で”侮辱的なコメント”で有名な『トライアンフ(Triumph the Insult-侮辱- Comic Dog )』が、フランス語圏であり独立を希望していてカナダ政府と20年間微妙な関係であるケベックに赴き、現地の人に対して「アンタ、フランス人でしょ。やだね。英語、話せないね。股が臭いね」と言ったのが問題になっている。また、『ケベック(Quebec)・ストリート』を『Quebecqueer(オカマなケベック) ストリート』としたギャグも。
これを受けてカナダ政府は補助金の返却をNBCに求めている。言論の自由に対して行き過ぎた判断では?の声には「我々はこのような”下品で差別主義で不潔”なものに対して金を払う義務は無い」と答えた。
カナダ人には「カナダ出身の有名なコメディアンがたくさん居る。カナダ人はユーモアのわかる国民だ(から、こんなことでは怒らない)」という声もある。この”カナダ週間”の収録では、ゲストにマイケル・J・フォックス、マイク・マイヤーズ、ジム・キャリーといったカナダ出身のコメディアン・俳優が出演している。
コナンもトライアンフも好きだから残念だなあ。アメリカ人はカナダに限らず、本当に外国のことを知らなくてというか、興味がなく、知っていてもべたべたなステレオタイプ的知識しかありません。例えばなんで「股が臭い」、かというとフランス人=シャワー浴びない、という事で。いや、本当に知らないんだよね。知らないだけなんだよ、本当に。決して国民総バ・・・・。
ちなみにカナダ出身のコメディアンは、マイヤーズ、ジム・キャリーのほかにマーティン・ショートやダン・エイクロイド、「Kids in the Hall」出身のコメディアンとか。そもそもこの番組のエグゼクティブ・プロデューサーのローン・マイケルズはカナダ出身だし。
Come Poop With Me by Triumph the Insult Comic Dog 「トライアンフ」のコメディCD。トライアンフを演じているのはSNL出身の構成作家・ロバート・シュナイゲル。「リトル・ニッキー」の犬ビーフィーの声もこの人。
Canada Condemns 'Racist' Conan O'Brien TV Show
