2004年03月01日
イギリスで、ある夫婦が犯罪ドキュメンタリー番組を見ていたところ、その殺人現場が自分達の住んでいる家であることに気がついた。
サイクスさん夫妻は、イギリスのウェークフィールドで2000年に83,000ポンド(155,000ドル=1700万円)で一軒家を買ったが、その家が15年前にある医師が養子の13歳の娘を殺し、遺体を100以上に切り刻んだ事件の現場であることを事前に知っていれば、その家は買っていなかっただろうと主張する。
サイクス夫妻は、その陰惨な事件の事実を知ってからすぐに家を売りに出したが、家は元々の売り手であるジェームズ・アリソン・テイラーローズから被害を被っていると裁判所に申し出た。同時にサイクス夫妻は、家の売買で損失した8000ポンド(160万円)を(事前に殺人事件の現場であったことを通知しなかった)売主の責任として損害賠償を求めた。
裁判では、裁判官が「サイクス夫妻が気の毒に思う。しかし、この件は法律に従って、感傷的にならずにドライに考えなければならない」と答え、訴えを棄却した。
裁判官は続けて「最近買ったばかりの家で以前に陰惨な殺人事件がおこったことをテレビで知り、番組によって、その様子ががより鮮明に映像化され、サイクス夫妻が恐れおののいた気持ちはよくわかる。そして、まだ現場の家の下に被害者の切り刻まれた遺体の一部が残っている可能性があることもわかっている。」とも話した。
夫妻が家を購入した際に売主に「事前に買い手が知っておく必要のある情報はあるか」とたずねた際に、売主は法的書類で「No」と答えている。夫妻の弁護士は「(裁判所の棄却)決定は非常に残念だが、今回の件を裁判所に訴えたことは適切だったと判断している」と声明を出した。
殺人事件の犯人である大学の歯科生物学者であったサムソン・ペレラは、1985年に殺人で有罪が確定した。犠牲者の体の一部は、床板の下、コーヒーポットの中、鉢植えの中から見つかったが、それ以外はまだ発見されていない。
知らないままのほうがよかったのか、知ってよかったのか・・・。
画像が見つかったので追加しておきます。家は問題の物件。男性は殺人事件の犯人である医師。無期懲役で、妻も隠ぺい工作に関与した補助罪で有罪です。
Honey, Doesn't That Look Like Our House?
自分が誘拐されていたとWebサイトで14年後に知った少年