TSUNAMI(津波)と名づけられた赤ちゃん

tsunami_baby_big.jpg写真は、インドのアンダマン・ニコバル島のロイさん一家に生まれた生後6日になるTSUNAMI(津波)ちゃん。スマトラ島沖地震のために予定より3週間早く生まれたTSUNAMI(津波)ちゃんが誕生した時の様子をお父さん(34)が語った。

日曜日の早朝、紅茶を入れて妻を起こした。妻が紅茶をすすろうとしたときに、大きな揺れを感じた。妻は私に、眠っていた6歳の息子をすぐに抱きかかえて外に出るように叫んだ。そして崩れ落ちるように倒れ、一瞬意識不明になった。

しかし、周りの人々の「水が押し寄せる」という叫び声で意識を取り戻し、なんとか這いつくばりながら抜け出して、息子を輪タクに乗せるように言った。怪我を負った妻と息子を乗せて、私は全力で走った。水はすぐ側の岩場まできていた。ロイさん一家は無事だったが、翌日は水没した家の上に荒く波立つ水を眺めた。しかし、妻が腹部が痛いと言い出した。予定日は1月15日だった。

夜になるにつれて妻の痛みが増し、助けを探すと幸運にも看護婦が見つかった。間に合わせのカーテンを下げて、その影に乾いた葉と芝を引き、26歳の妻を寝かせた。清潔な布、糸、温水を用意した。

数時間後に赤ちゃんが生まれたが、何も器具がなかったため、胎盤を取り除くことが出来ず、妻にまた痛みが襲ってきた。夫は2キロ先まで行って医者を探しだした。医師は診察後、すぐに病院に連れて行くように話した。

水曜日、妻と赤ちゃんを小ボートに乗せて大きい船まで連れて行き、その後7時間かけて病院に着いた。病院ではすぐに妻に処置を施し、薬を与え妻は無事だった。その病院の医師が赤ちゃんにTSUNAMI(津波)と名づけてはどうかと提案した。私たちも気に入ったし、すぐに誰にでも覚えてもらえる名前だから。


**[この記事への直リン用URL]**2005年01月02日 00:50(米国時間)



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