シカゴの男性が、6年間付き合っていた女性と別れた後に、女性が妊娠・出産していたことが発覚。しかし男性は女性が「精子を窃盗」して妊娠し、精神的苦痛を負ったと訴えていた裁判で、裁判所は男性の訴えを認めて再審することになった。
訴えを起こしたウィリアム・フィリップス医師によれば、付き合っていた女性シャロン・アイアンズ医師は「計算し尽くされ、かつ個人的な恨み」で、オーラルセックスをした際の精子をシャロンさんはこっそりと保管し、これを使って妊娠したと主張していた。
フィリップスさんは、シャロンさんから親子鑑定の訴訟を起こされるまで、2年間ほど子どもができたことを知らなかった。DNA鑑定により、フィリップスさんが子どもの父親であることは認定された。フィリップスさんには月800ドル(9万円)の養育費の支払いが命じられた。
今度はフィリップスさんが、シャロンさんを訴えた。訴えによれば、「睡眠障害、摂食障害が起こり、常に悪夢に取り付かれているような気持ちになっている」という。これに対してアイアンズさんは「極めて非人道的」として、裁判には値しないと主張し、巡回裁判所では2003年にフィリップスさんの起訴を棄却した。
しかし、高等裁判所ではフィリップスさんの訴えは真実で、「詐欺的に行った性行為で、それが結果的に妊娠に及ぶと予想することができなかったのは妥当である。妊娠に至った行為は、非正統的で予期できない方法であり、極端である」とした。
この裁判所の判断により、フィリップスさんの訴えは下等裁判所に差し戻され、「精神的苦痛」の件に関しては裁判が行われる。しかし、精子の窃盗に関する件は再審を退けている。
フィリップスさんのコメントは発表されていないが、シャロンさんの弁護士は「実際に5歳になった子どもが存在するのです。自分が生まれたことで実の父親が精神的苦痛を受けたと言われたら子どもはどう思うか想像してみてください」と言っている。
子どもさんに事の顛末は、絶対に教えて欲しくないですね。ずっと知らないままで居て欲しい。
