キリストの最期を描き、アメリカで270億円を超える興行成績を収めたメル・ギブソン監督の大ヒット映画「パッション」で、キリスト役を演じた俳優ジム・カヴィーゼルが,
2004年3月の公開直後にローマ法皇と謁見したときの思い出を語った。
カソリック教徒でもあるジム・カヴィーゼルが、ローマ法皇の茶目っ気のある一面を見せた当時の様子を語る。
「バチカンに行って、法皇の隣の部屋に通された。その瞬間に怖気づいてしまった。実を言うと、1984年にローマに行ったときにも、法皇とお会いするチャンスが会ったけど、できなくて後悔していた。
そしてついに、法皇の居る部屋に入った。法皇はおよそ80メートル先にいらっしゃった。歩いて近づいたけど、そばに付いたころには動悸が激しくなってしまっていた。すると法皇が『ハウ・アー・ユー?ジム・カヴィーゼル』とおっしゃった。そして『恐れることはない。月並みでいることに満足しないように。大成したいなら、あえて茨の道を選びなさい』とおっしゃった。
そして法皇は『どこでイエス・キリストになることを学んだのかい?』と聞いてきたので『法皇、私は神とともに居るのです…』と言ったんだ。
それから…『神はイタリア人ですよね』と僕が言ったら『What?(なんだって)』と法皇が。(笑)だから『神は30歳になるまでずっと実家に居たし、付き合っているのはいつも同じ12人のメンバーと母親。イタリア人に違いありません。(法皇、)お怒りになりませんよね?』といったら、『怒ってなんかいないよ。私は神はポーランド人だと思っていたがね』と法皇が(笑って)おっしゃっていたよ。

