ロスでカーチェイスをテレビ中継するも犯人射殺シーンまで放映され問題に

LB_carchace.JPGロサンゼルス近郊で11日に起こったカーチェイスがテレビで生中継されたが、犯人が警察によって射殺されるシーンまでが、お茶の間に放映されてしまった。

事件が起こったのはロサンゼルス南隣のロングビーチ。犯人は盗んだ車に乗っているところを警察に発見され、警察がすぐさま追跡したが、犯人はそのまま逃走。

午後5時ごろから時速150キロを超えるカーチェイスが起こり、その模様がちょうど地元各局がニュース番組を放送している最中でもあったため、生中継されることになった。その間、犯人が運転する車が歩道を歩いていた親子に危うく追突しそうになるシーンも放映された。

しかし、およそ1時間に渡る映画さながらのカーチェイスは、悲劇的な結果で幕を閉じることになった。

犯人(30歳代ということだけで、名前は公表されていない)が、高速道路を降りカーブを曲がりきれずに往生した後、レストランの駐車場に入るも八方塞となり、犯人が車を飛び降りた。

あわてた犯人は持っていたけん銃を落とし、さらにポケットに入れていたもう一丁のけん銃に手にかけようとしたところで、囲んだ警察官が発砲。犯人はすぐさま病院に搬送されたが、死亡した。

この状況を、テレビで生中継していたテレビ局が、最後の射殺シーンまで放映してしまったことが問題になっている。射殺シーンを放映してしまったテレビ局KABCでは、発砲した後にカメラをズームアウトし、ヘリコプターから中継していたレポーターが、「テレビを見ている子どもにはこのシーンを見せないようにしてください」と注意を呼びかけた。プロデューサーは「犯人に発砲するという結末になるとは誰もわからない」と擁護している。テレビ中継では「カメラを引け!カメラを引け!」というスタッフの声が聞いてとれた。

また、生中継をやめた局KNBCのディレクターは「この追跡劇の結末が、悪い方向へ向かっているのは明らかだったので生放送は控えた」と話している。KTLA局では夜10時のニュースで発砲シーンを放送した。

ローカルテレビ局が、死亡シーンを放映してしまったのは今回が初めてではない。98年には銃で自殺した男性の自殺シーンが放映されてしまったことがあり、また2年前にはロサンゼルス地元局が、高校で立てこもっていた強盗犯を警察が射殺したシーンが放映されてしまったことがある。

Fatal Shooting Of Armed Suspect Under Investigation 「Pursuit - Video」からビデオ動画が。もちろん、最後の射殺シーンはカットされています。

ロサンゼルスではしょっちゅう警察によるカーチェイスがテレビで生中継されている(多分週に一度はあるような)ので、昨日の事件も「またか…。しかし、今日は格別速いなあ」と思ってちらっと見ただけだったんですが、夜のニュースで、あの犯人が射殺されたと聞いてびっくりしました。


**[この記事への直リン用URL]**2005年05月12日 15:12(米国時間)



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