男は、妊娠中の恋人の怒りを買うくらいなら犯罪者となるほうがマシだと思っていたのだろう。
ルイジアナ州在住のダグラス・ケリー(39)は、ある日ストリップクラブに行って大金をパッと使って豪遊してしまった。しかし妊娠中の恋人に、使った金の行方を正直に言えず、夜遅くに拉致され金をまきあげられたという痛ましい作り話をしてしまった。
ところが、ダグラス被告は自分の作り話に信憑性を持たせるため、自分で警察に通報したのだった。
警察調書によれば、7月13日の午前1時半にダグラス被告はホテルを出てドッグフードを買いにガソリンスタンドに行った。その時、何者かに頭を殴られて所持金500ドル(5万5千円)を全て奪われ、そのまま自分の車である94年製キャデラックのトランクに押し込められた。犯人はダグラスを乗せたまま2時間ほど車を運転して回り、ダグラスはトランクの緊急解除レバーを引いて脱出したという。
捜査官は、ダグラスが事件の起こった4時間も後に通報したことを不審に思った。
そして捜査官は、まずガソリンスタンドに事情聴取に行ったが、その店ではドッグフードを売っていなかった。さらに最近のキャデラックのトランクには緊急解除レバーが装備されていないことが明らかになり、ダグラスの車を調べたところ、やはりレバーは着いていなく、疑惑はさらに深まった。
また、ダグラスの話が作り話であることは、取調べでも明らかになった。当初は、犯人とは店で遭ったといっていたが、後に店の外で遭ったと供述を変えた。また、殴られた時、犯人と面と向かっていたと話していたが、捜査員からダグラスの傷が後ろから攻撃されたときにできるものだと指摘され、また証言を変えた。そして所持金は盗まれたといっていたが、財布の中に400ドル入っていたという。
話のつじつまが合わなくなり、ダグラスはついに事件はでっち上げだと認めた。
その日は、友人と一緒にストリップクラブに出かけ、酒に酔った。数時間後に、気がついたときには車の助手席に居て車のキーを紛失していた。財布の中をみると500ドル使ってしまっていたのがわかったという。
ダグラスは捜査員に対して「ストリップクラブに行ったことを妊娠中の恋人が激怒すると思い、作り話をしてしまった」と話している。ダグラスは、警察に虚偽の報告をしたとして500ドルの罰金刑が課せられた。
このガールフレンドは怒るとよっぽど怖いんでしょうね。
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