公開2週目にして$84.3ミリオンドル(90億円)を超える興行成績で大ヒット中のオーウェン・ウィルソン&ヴィンス・ヴォーン主演コメディ映画「ウェディング・クラッシャーズ」のある箇所を退役軍人らが怒り、当該箇所を公式サイトから削除した。
この映画は、毎週どこかの結婚式に行って式をめちゃくちゃに(クラッシュ)するというふたりの女好き男性(オーウェン・ウィルソン&ヴィンス・ヴォーン)をめぐるコメディ映画。
その中で、「女にもてるコツ」のひとつとして、パープルハート勲章という、戦場で負傷した兵士に贈られる勲章を女性に見せよ、というシーンがある。つまり、「お国のために怪我をしたヒーローに女はぐっとくるし、男には酒をおごってもらえる」ということ。
それにヒントを得たコンテンツが公式サイトにあり、「クラッシャーの必需品キット」のコーナーで、パープルハート勲章の画像をプリントできるようになっていて、これを持ち歩けば、女が即ゲット!「注目を集めることは間違いなし。賞賛され、タダ酒の嵐!」とキャッチフレーズのついたコンテンツがあった。そこには「自己責任で偽パープルハート勲章を」の注意書きもなかった。
しかし、このギャグを笑えないのは実際に戦地で負傷した退役軍人。それに、もらってもいない勲章を身に付けること、買うこと、売ること、交換することは違法なのだ。
この事実を受けて、公式サイトでは問題の箇所を削除。訴えた退役軍人は「
“ウェディング・クラッシャーズ”を観て、偽パープルハート勲章をつけて女性がナンパできたとしても、最後はFBIに捕まることになったでしょう」と言っていた。
あるFBIエージェントは、この映画プロデューサーに対して「軍病院に行って戦地で負傷して足がなくなってしまった軍人にこの映画を見せて、笑えるかどうか聞いてみろ」と食って掛かったという。
映画会社のニューラインでは、サイトだけではなく今後DVDやケーブルテレビ経由の放送で、当該シーンを変更することを検討しているという。
…ということなので、もし日本で公開されてもパープルハート勲章のシーンはカットかもしれないですね。公開されればの話ですが。
映画自体は非常に笑える映画で、コメディ映画の多いアメリカでも近年にしてはめずらしく、アクション・コメディではないのに男メインのコメディで、しかも主演俳優がふたりとも(コメディアン出身ではなくて)純粋な俳優という貴重な映画でもあったりするのですが。
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