インドで40年以上も“ゴースト”として生活する男性ゴパール・ハルダーが居た。地元では母親が聞き分けのない子どもに「ゴースト男が来るよ」といって言い聞かせ、大人たちでさえも暗闇で出くわしたくないと思うほどだという。
インドのサンドラバンズ地方に住むゴースト男・ハルダーさんの身長は120センチで体重はわずか24キロ。ハルダーさんは普通なら隠居している年齢だが、生涯ずっと栄養失調だった。
「母は体が弱く、私もそうでした。そのため、畑仕事をすることができなかったんです。だからお金が無くて、食料が満足に買えず、医者に行く事もできませんでした」とハルダーさんは語る。
そう言われて、ハルダーさんは近所の人が言うように自らをよりゴーストのように見えるような身なりにすることにした。ハルダーさんのゴースト男の評判は瞬く間に広がった。
「どこに行っても、私を見ると子どもたちは”ゴーストおじさんが来た!”といい、窓越しに私を覗き見るんです」と笑う。「私に会いたくないがために、夜は外出したがらない女性や子どもも居るんですよ」
地元のサンダーバン村ではまだ電力が通っていないため、ろうそく灯した舞台でハルダーさんがパフォーマンスをすることがある。舞台を手伝う友人によれば、ハルダーさんがゴースト男になるまでの準備に10~15分かかる。メイクアップは、すすで色付けして骨ばらせて見せた脚やアバラ骨、やせこけさせた顔がポイントだ。
「これは芝居なんです」とハルダーさん。村から村へとさ迷い歩いて人々を怖がらせる。妻も子もいるが、家族は畑仕事をして働いている。
薄気味悪がらせるプロになったハルダーさんは「別に後悔していません。時にはエンジョイしてますよ」という。
ハルダーさんの”見世物”は祭りのときに行われ、一回でおよそ40~50ルピー(およそ100円)を稼ぐが、妻は「夫は大麻の喫煙中毒なんで、稼いだ金はすべて大麻に消えてしまうんです」と仕方なさそうに語る。「大麻を吸いながらチェスをしていると、俺はゴーストなんだか本当の人間なんだかわからなくなるときがる」とハルダーさん。
地元の保健所ではハルダーさんは子どもの時にホルモンバランスが悪かったために急性栄養失調になったようだと話している。
お金を稼ぐことができたまではいい話なのですが、使い道が感心できませんけど…。
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