2006年9月 4日
イギリス出身で過激なストリートアートで有名なグラフィティアーティストのバンクシーが、今回ターゲットにしたのは、あのパリス・ヒルトンだった。
バンクシー氏は、社会的で皮肉のこもったメッセージを反映させたグラフィティアートを世界各地にゲリラ的に記すことで有名なグラフィティアーティストだが、紛争が続くパレスチナの分断壁にステンシルアートを【描き逃げ】したり、2005年にはニューヨークのメトロポリタン美術館やブルックリン美術館といった高名な美術館に自分のアートを無断で【置き逃げ】したパフォーマンスでも話題になった。
今回、バンクシーはパリス・ヒルトンのアルバム「パリス」の本物のジャケットをパロディしたものを、ロンドンのCDショップ48店に総計500枚を置き換えた。
CD自体も入れ替えられていて、中身には「Why am I Famous?」~どうして私は有名なの?、"What Have I Done?" ~私って何をしたの?、 "What Am I For?" ~私はなんのためにいるの?…と、何もプロとしての才能がないのに有名であるパリスを皮肉った曲がおさめられているという。
問題のジャケットやブックレット画像は、パリスの頭が犬に差し替えられたものや、自分の姿を鏡で見つめるトップレスのマネキン人形にパリスの笑顔写真がつけられたもの、「成功の90%は、ただ(パーティなどに)姿を見せるだけ」というコピーがつけられパリスがホームレスがたむろする街頭を歩くパロディ写真など皮肉いっぱい。
HMVでは7枚を発見し、このCDはオークションにかける予定だという。すでに間違えて購入済みのCDもある可能性が高いが、客から苦情や返品・交換の問い合わせは一切ないという。
間違えて買っちゃった人はラッキーだな。パリスのアルバムを500枚買ったという点でもバンクシーさんは偉い。でも、バンクシーさんの【描き逃げ・置き逃げアート】にパリスが入ってしまうのは、バンクシーさんのメッセージとは裏腹にまたもセレブ度をUPさせてしまうような。
HMVで苦情がないことに関して広報は「パリス・ヒルトンのアルバムに対してバンクシーの見方に賛同する人もいるということでしょう」とか。
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