2006年12月16日
前評判が高く、オスカー候補も夢ではないと期待されているシエナ・ミラー主演の「ファクトリーガール」が大物歌手の意向で公開差し止めの危機に晒されている。
映画ではポップアートの巨匠アンディ・ウォーホールの"女神"と称された女性イーディ・セジウィックが演じ、71年のイーディのオーバードーズによる自殺は恋人に振られたことが原因だと示唆している。
問題の恋人は映画ではビリー・クィンという名前でヘイデン・クリステンセンが演じてる。ビリーは、ボブ・ディラン、ローリングストーンズ
のミック・ジャガー、ドアーズ
のジム・モリソンを合成したキャラクターだとしているが、ビリーを演じるヘイデンは、帽子姿にハーモニカでパフォーマンスとフォーク界のスーパースター・ボブ・ディランを髣髴とさせている。実際、現在65歳のディランはマンハッタンのチェルシーホテルに住んでいたイーディと親しくなっていた。
ディランの弁護士は、映画の試写を見た批評家たちは、ヘイデンの演じるキャラクターを間違いなくディランのことだと考え、ディラン側のリーガルチームが試写を見て中傷に当たるかどうかの検討をするまでは、映画の公開を控えるようにと伝えているという。
映画でボブ・ディランを髣髴させるキャラクターが、イーディのヘロインによるオーバードーズを起こさせ死に至らしめたと示唆していることにディランは「非常に懸念を抱いている」とのことで、弁護士は「ディラン氏の名前が使われていないとしても、その描写はディラン氏のパブリシティ権を侵害し中傷している」との旨を製作会社であるウェインスタイン・カンパニーに書類で提出している。アメリカでの公開は12月29日が予定されている。
実名で登場しているルー・リードはすでに映画の非難をしているひとりである。リードは製作会社を「売春婦の集まりだ」と罵り、脚本を読んだが、ここしばらくお目にかかったことの無い、最低でむかつく代物だ」と酷評している。
とはいえ、ミラマックスの創始者ハーヴェイ・ウェインスタインがプロデューサーだと、この差し止め騒ぎも話題づくりのため?とか勘ぐっちゃうんですけどぉ。
しかしナニが大変かって、この映画の画像を漁っていると、本物のイーディなのか、シエナの演じているキャラなのか、見分けがつかなくなることです。
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