2008年2月26日
女優・男優賞4部門をすべてヨーロッパ勢に持っていかれてしまった地元アメリカにとって今年のアカデミー賞のシンデレラとして注目が集まったのは元ストリッパーの脚本家だった。
アカデミー賞のトークでも司会のジョン・スチュワートが「元エキゾチックダンサーのディアブロさん、脚本家になって、給料ダウンしちゃいますね」と脚本家協会のストをもじってギャグにしていたけどエキゾチックダンサーというのは要はストリッパー。
29歳のディアブロ・コーディ
初脚本作品が映画「JUNO(ジュノ)」になり、さらにアカデミー賞の主要部門にノミネート(作品、監督、主演女優、脚本)されるという快挙。ステージ上にあがった黒髪のおかっぱにヌード女性のタトゥーも印象的だった。
数年前に処女出版の回顧録でベストセラーになった「キャンディ・ガール(Candy Girl: A Year in the Life of an Unlikely Stripper)」で話題になってテレビ番組に出演したときは、「OL生活をして会社に閉じこもってタイプ係をしていたんだけど、あたしの人生って最悪、これだったヌードになったほうがいいわ」と突然思い立って、ストリップクラブのアマチュア飛び入りコンテストに参加したという経歴を話していた。
アカデミー賞ノミネート発表辺りからは、ディアブロさんに対する注目度もさらに加速していたが、実はアカデミー賞で履いて欲しいといって、なんと100万ドル(1億8000万円)の靴を高級ブランドからオファーされたという裏話を自身のブログで明かしていた。
オファーされたのはダイヤモンドでできたバラがついたスチュワート・ワイツマンのハイヒールだったが、ディアブロさんによれば「私をバカな靴の宣伝に利用しようとしていたのよ。それに誰も(そんなに高価だとは)言わなかった。そんなアホな宣伝なんかに乗らないわ」とブログで宣言。
そもそもディアブロさんが注目されたのも、ブログだった。マネージャーである男性が、数年前にたまたまポルノサイトをサーフィンしていたところ、ディアブロさんがストリッパーだった頃の自身の経験を書いているセクシーなブログを発見したのだった。そして当時、ディアブロさんは大型スーパーの中にあるスタバで「Juno(ジュノ)」を執筆中であった。
ディアブロさんの次回作はスティーブン・スピルバーグのプロデュースによるテレビドラマになるとか。
結局ディアブ姐さんはゴールドのフラットシューズを履いてオスカーに出席したのですが、1億円のハイヒールをオファーしたスチュワート・ワイツマンは「ディアブロさんはウチがつくった靴とブローチを自分で選んでいた(から価値は知っていたはず)。なんで今更…」と宣伝疑惑を否定し「とにかく、彼女は才能のある女性だということは間違いないこと。受賞して嬉しい」とも。
確かにワイツマンの靴はニーマン・マーカスなんかにも置いてあって、他にもオスカー諸々御用達だし高級ブランドとして有名なだけに、わざわざ宣伝をしたような感じはしないですけど、これもディアブロ姐さんの「ディーヴァ」イメージ戦略?賢い!
ところで「Juno」は125億円超えの興行成績をあげるという大ヒットをしていますが、本当にいい意味でこの映画は16歳で妊娠した主人公Junoにつきるという感じ。とにかく、個性的で高校生妊娠しちゃうタイプと真逆のJunoちゃんの放つセリフが映画の肝なので、他の賞は全部逃したけど、脚本賞だけはゲットしたというのもうなずけますな。
先日、めっちゃかわいい子を見かけて、どっかで見たな~と思ったら、ジュノの親友役を演じてるOlivia Thirlbyでした。JUNOのときとは違ってちゃんとメイクしてドレス着ていたのですが、本当にかわいかった。これから要注目してみよっと。
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