2008年2月18日

【アカデミー賞2008】大本命の超シリアス映画「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」の「ミルクシェイク」が妙に大ブーム
カテゴリー[ABCな映画賞]**2008年02月18日 10:22(米国時間)

アカデミー賞発表まであと一週間!しかし、今年は特にいい意味で地味というかアート系の作品が多く、例年通り日本ではまだ未公開の映画が主要部門を独占しているので、そんな未公開映画のD姐的な情報をオスカー発表まで力の続く限りほぼ連載でお伝えします!よくある事前予想なんかどうでもよくなるような、かなり余計なお世話な内容ばっかりにする予定!

まずは今年のオスカーで最多の8部門をノミネートされている「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」から。

1927年に発表された小説「OIL!」をざっくりと元に、若干37歳の天才監督ポール・トーマス・アンダーソン(「マグノリア」「ブギー・ナイツ」が脚本を起こして監督した南カリフォルニアで石油王になった男の物語。

予算2500万ドル(28億円)で、地道に上映館数を延ばし現在のところの興行成績が3000万ドル(36億円)をようやく超えたところで、監督・作品といった主要賞の中でも特に受賞が有力視されているのが、ダニエル・デイ・ルイスの最優秀主演男優賞。

で、その中でマニアックにブームになりつつあるのが、ダニエル・デイ・ルイスのセリフ。

映画で使われたセリフでブームになってポップカルチャーになったものといえば、古くは「シックスセンス」の"I see dead people." だとか、最近だと「ブロークバックマウンテン」の"I wish I knew how to quit you." 、「ナポレオン・ダイナマイト(バス男←しつこくゆうが邦題酷すぎ)」”Vote Pedro"なんかですが、「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」のセリフは

"I drink your milkshake! I drink it up!"(おまえのミルクシェイクを飲んでやる!全部飲み干してやるぅぅぅ!)

と怒号するダニエル・デイ・ルイスの物凄い迫真の演技と"ミルクシェイク"の意外性で話題になり、パロディビデオはYOUTUBEでも大人気になっている。また、雑誌ニューヨークでは「正しい”ミルクシェイク”の使い方」なる手引き記事まで掲載。

実はこのセリフは脚本・監督のPTAことアンダーソン監督が、20年代に起こった石油採掘に関する賄賂スキャンダルを追求する議会公聴会での実際の供述にヒントを得ているのだとか。

まあとにかく、このミルクシェイクの場面は映画でも重要なシーンで、主人公の狂気をよくあらわしているのだけど、それ以上はネタバレになるので控えるとして、ミルクシェイクの謎が気になった人は「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」が間違いなく見たくなるはず。

しかしこのミルクシェイクブームの凄いトコロは、CMなんかで使われたりすることなく、「ブラッド」ファンの中からじわじわと自発的に盛り上がってきたこと。映画PRのために「映画を見てミルクシェイクを飲もう!半額キャンペーン」なんていうようなダサいこともしていない。だから余計にこのセリフの凄さが起こしたブームはのかも。

ちなみに「ミルクシェイク」されているのは、「リトル・ミス・サンシャイン」でほとんどセリフを喋らなかった兄を演じていたポール・ダノ.

★といいつつ、やっぱり気になるのが賞の行方なので、とりあえず最優秀男優賞の予想を。


EW誌の予想では、ダニエル・デイ・ルイス40%、ジョージ・クルーニー25%、トミー・リー・ジョーンズ15%、ヴィーゴ・モーテンセン、ジョニー・デップ10%

ハリウッドのお膝元LAタイムス紙の読者投票による予想では、1位ダニエル・デイ・ルイス、2位ジョージ・クルーニー、3ジョニー・デップ、4位トミー・リー・ジョーンズ、5位ヴィーゴ・モーテンセン
…なので、ダニエル・デイ・ルイスの受賞はガチ?ジョニデさんファン、また次があるさ!

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