朝食「Breakfast」はもともと”Fast(断食)をBreak(破る)"が語源とあって、アメリカではかなりボリュームがあります。(時間の余裕があればの話ですが)
典型的な朝食メニューは、パンケーキ、トースト、ベーグル、シリアル(コーンフレーク)、イングリッシュマフィン
、ワッフルなどの穀類に、ベーコン、ソーセージ、エッグ類とコーヒー、フレッシュジュースです。
日本の朝食と明らかに違うのは”甘い”系が多い。と言う事でしょうか。朝からアメリカの皆さんは、パンケーキにぐたぐたにシロップとバターをかけてお召し上がりになります。うぷ。
日本でも朝に卵料理というのは定番ですが、アメリカでは卵がメインの料理は、朝以外には余り食べません。卵は”朝”というイメージが強いので、卵が付いてりゃ”朝食”と言い切ってしまう豪快さもアメリカにはあって、「Tボーンステーキ&エッグ」というメニューや、「ブレックファスト・ブリトー」(ブリトーにベーコンと卵がはいっているもの)という、言い訳がましい朝食があります。
昔からある南部の代表的朝食として「グリッツ」
(左写真)があります。とうもろこしの皮以外の白い部分の粉をひいたもので、食感は日本の「アワ餅」の素を煮たらこんな感じだろう、といった
もので、バターを入れて食べます。栄養価は殆ど無いとされてましたが、実は鉄分が豊富だったらしく、「グリッツ」をもっと普及させようという運動もあるらしいですが、あまり人気がありません。特に私の住んでいる西海岸では、ほとんど見かけません。スーパーに行っても、シリアル類は100種類以上陳列されていますが、グリッツはせいぜい2.3種類です。
でも、慣れれば朝からパンケーキは勘弁、という人にはちょうどいいかもしれ
ないと思います。
私は旦那の実家(東海岸)へ行ったとき、近所の人に「最もアメリカらしい食事を食べさせてやる」と言われ、朝の6時に車で30分も離れた郊外のダイナー(映画に出てくるようなトラック野郎の溜まり場のような鄙びた食堂)へ連れて行かれ、グリッツを注文させられました。後で聞いたら、その人達は外国から来た客人を必ずそこへ連れて行ってグリッツを食べさせ、反応を楽しむらしいです。日本の皆さん、日本へ来た外国人の人に根性試しで納豆やタクワン、いかの塩辛を食べさせるのは止めましょう。
初めて口にするもので、且つその土地の食べ物だったら人間関係を考慮して無碍な事もいえないし、下手に「美味い!」と言って「これを毎度食べる事になったら‥」という恐怖感を感じた人間からのお願いです。
真ん中に穴の開いたベーグルは、ランチにも食べますが元は13世紀ごろできたジューイッシュ(ユダヤ教徒)の食べ物です。中でもポピュラーなのはサーモンとクリームチーズですが、これはジューイッシュでは1食で同じ家畜を複数摂らない(例えば、牛乳と牛肉を一緒に食べない)、という食事の理に適っています。なので、基本的にはチーズバーガー(乳製品×牛肉)もジューイッシュの人にはご法度。日本の「親子丼」なんてネーミングからしてもご法度でしょう。
ベーグルに穴が開いているのは、作る時に成形した後茹でて焼くので、穴に紐を通して茹でると火が通りやすいし、なべから取り出しやすいからといわれています。アメリカには、こんなベーグルもあります。おちゃめですが、食べたくはありません。
こういった「アメリカの代表的朝食」は、「IHOP」(アイホップ
www.ihop.com)や「Denny's」www.dennys.comといったレストランで食べられますので、アメリカにお立ち寄りの際は是非。中でも「IHOP」では一日中ブレックファストがオーダーできます。(意味無いだろ)「IHOP」ではグリッツはメニューに無いみたいですが「Denny’s」にはあるようです。
日本の喫茶店の「モーニング」に欠かせない「サラダ」ですが、アメリカでは「サラダ」はあまり朝食べる習慣がありません。特に理由は無い様で、ただの習慣だと。ただ、朝に生野菜を多量に摂取するのは本当は体によくない、という話を聞いた事があるので、朝にサラダを食べない習慣も理に適っているのかもしれません。たまにはアメリカ食でも見習うところはあるもんだとも思いましたが、ぐだぐだシロップ&バターで血糖値をMAXに上げる食事健康法ってのも、どうかと。
話はちょっとそれますが、生野菜話のついでに。みなさんは、セロリに何をつけて食べますか?アメリカで最もポピュラーなのはピーナッツバターです。まあ、興味のある方はお試しください。悪かないけど、私はマヨネーズのほうがいいです。ちなみに、セロリ×ピーナッツバターにさらに干しぶどう(レーズン)をかけます。その名も「Ants
on Log (蟻のたかった丸太)」。ガッツのある方、是非お試しください。ご報告待ってます。
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