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スッラピー・ジョー(Sloppy Joe)

欲しくもないのに送られてくる不要なジャンクメールの数々。細かい定義は別として、企業などから大量に送られてくるものを総称して「スパムメール」と呼びますが、その語源となっている「スパム」はアメリカの”有名な”食品のひとつです。

この「スパム」なるもの、中身は味つきの豚肉のランチョンミート(ハムのようになっている)で日本のコーンビーフのような缶に入っています。では、この「スパム」がなぜ”不要で大量に送りつけられてくるメール”の語源になったかといえば、そもそもは、イギリスの「モンティ・パイソン」のスパムを題材にしたスケッチからきているということ。

レストランでメニューをきくと、なにから何まで「スパム」。しまいにゃ「スパム」の大合唱、となるこのスケッチが語源になっているそうで、詳しい内容は英語ですがフロリダ大学の研究室の真面目なサイトにあります。(いい大学だ。フロリダ大学。) イギリス国営放送で放送され、今でもなお人気のモンティパイソンに関しては、SNLなんかよりよっぽど充実したファンサイトも多数あるし、このサイトは一応「American Baca Comedy」の振興会なので深くは言及しませんが。

ということで、ここでは「食材・スパム」について詳しく。

はっきり言って、スパムは「貧乏くさい」という悪いイメージが強いです。値段も安く(一缶200円程度)で充実した(?)肉の味が味わえる。親がスパムを夕食に出して、こどもが「ママ、今日のご飯はスパムだね」なんてガッツポーズをする光景なんてまずありえません。味も値段にたがわず、塩っ辛くてジャンキー。今は「塩分控えめ」タイプとか「カロリー控えめタイプ」もありますが。でも、根強いファンはいるらしく、アメリカのスーパーにいけばどこでも買えますし、ジョン・トラボルタは、スパム好きが高じてわが娘に「スパム」という名前をつけようとしたらしいです。(結局やめたらしいですが。そんなことされたら、娘は億万長者の家に生まれたとしても一生親を恨むでしょう)

なので、日本のテレビ番組で元横綱・曙が奥さんと一緒に料理番組で「スパムロール」を作っていたのを観たときは、びっくりというか恥ずかしくなりました。とはいっても、スパムはアメリカ本土とは違って、ハワイでは 本土で受ける印象とは違うのでしょう。すっかり郷土料理。缶詰なので本土から離れた土地でも、故郷の味が味わえるからか、熱帯の気候でも保存が利くからなのか。私のスパム経験は、ネタと思って食べたハワイでのスパムロールが最初で最後です。

このスパムロールは、日本のコンビニでも売ってますが要はスパムの薄切りがはさんであるおにぎり。曙は、スパムの空き缶にスパムとご飯とのりをいれ、押し寿司のようにして作っていましたが、空き缶を使うところがまた‥。奥さんのご実家( 父は米軍の偉い役職の方ときいたことがありますが)は、なんとも思わなかったのでしょうか。

ただ、今ではハワイの郷土料理として一押しなのは間違いなさそうで、ハワイのABCストアでもどこでも売ってるし、ハワイの観光協会のサイトにもスパムロールの説明があったり。おにぎり状態にするってのが、いかにも日本人観光客目当てっぽいですがね。スパム日本侵略の陰謀でもあるんでしょうか。ただ、本土では間違っても「私の好物は、スパム」なんていわない方がいいと思いますが。"役に立たない””ありがた迷惑な”「スパムメール」の語源にもなっているぐらいの、食材ですから。