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噂のラナ・デル・レイ 新曲も披露のLA公演初日ライブレポ!期待以上の出来で実力発揮!かわゆ過ぎるラナ様ワールドにうっとり♥

6月3日から3日連続公演がロサンゼルスで開催され、この即完売となった歴史的なライブの初日をレポート!



ldr_elrey_front.JPG今年始めに発売されたメジャー・デビューアルバム『ボーン・トゥ・ダイ』は初登場で全英で1位、全米で2位という新人シンガーとして快挙を成し遂げたラナ。そもそも昨年の夏に「ビデオゲーム」のPVがヴァイラル的に大ヒット(現在4000万回再生)し、シングルとしてビルボード1位獲得、秋に正式にメジャーアルバムデビューが決定した。それ以前にも本名のリジー・グランド名義でインディーズデビューをしているという経歴などが明らかになったのは、すでに熱狂的なファンを瞬く間に獲得し、今最もセンセーショナルな歌姫ラナ・デル・レイ伝説ができあがってからのこと。


 日本でのショーケースライブが2度の"未遂"に終わったが、実を言えば秋にメジャーデビューが決定以降、これだけ世界的にヒットしているのにも関わらず、今年に入ってもUK公演を体調不良でキャンセルしたこともあり、ラナが人前でライブを行ったのは、ショーケースやインストアライブを含めてもたった世界で10数回。今回のロサンゼルス公演がむしろ初めての本格的コンサートと言っても過言ではないのだ。


 そんなラナの公演が行われたのはロサンゼルスの老舗ヴェニュー「エル・レイ」。ここは1930年代に建設されたアールデコ調の建造物が特徴でLAの歴史文化的建造物にも指定され、屋内はゴージャスなシャンデリアで飾られレトロでヴィンテージ感漂うラナのイメージにはふさわしい。


 ライブ当日は開演前から観客の長蛇の列が会場をとりまく。2月にハリウッドのアメーバレコードでインストライブが行われた時は、入場のチャンスを求めもの凄い長蛇の列ができ、店舗一角の周辺道路をまるごと通行止めにしなければならなかったという異常事態が起こったことを思い出す。観客の6割はラナと同世代の女性、カップルの姿も多いが、いずれもおしゃれに敏感な雰囲気のヒップスターたちといったところだ。


 普段このヴェニューで行われるロックバンドのコンサートはステージのつくりもシンプルなのだが、会場入りしてびっくりしたのはステージは本物のヤシの木やハイビスカスの花などの植木でデコレーションされハリウッド的なイメージを演出していた。オープニングの男女デュオのパフォーマンスが終わり、会場にはエルヴィス・プレスリーやフランク・シナトラといったラナが影響されたという古き良き時代のナンバーが流れる中、ラナの登場を待つ。

LDR_elrey_all.jpg遂に登場したラナ・デル・レイ。私自身、本当にラナがやってきてくれるのか若干心配でもあったけど、はにかみながらステージに現れたラナは真っ白なミニワンピに、エイミー・ワインハウスばりのボリュームのあるトップスがかわいいレトロ風ヘアスタイルでため息が出るほど美しい。後方にはステージいっぱいの大きさのスクリーンも用意され、PVで使われていたフッテージが流れる中、「ブルージーン」で幕開けた。


イントロでは「愛してる!」「ユア・ファッキン・ビューティフル!」といったファンの黄色い歓声にラナは恥ずかしがって背中を向けてしまい、「ああ、そのまま帰らないで」と願ったけれど、歌部分が始まるとラナの表情も一転、弦楽器カルテットにピアノというアンプラグドな生演奏にあわせ、安定ししっかりした力強い声で熱唱が始まる。正直、ラナはこれほどまでに歌がうまいのかと驚いてしまった。


 もちろん"振り付け"などなく、歌唱にあわせて自然と手振りが出る程度の動きだが、ラナが腕をふとあげただけで大合唱の観客からは大声援もあがる。しかしラナは特に動じることなく堂々とした風格で、危うい乙女心を綴った曲の一言一言を大事に歌い上げる。


 昨今、特にアメリカでは「歌唱コンペ番組」が大人気のこのご時世で、勝ち残るためには、音階に忠実に数オクターブの声域や声量で他を圧倒する高い歌唱力が必要だけれども、技術的な能力と別に歌声で人を感動させる「力」もまた歌唱力であり、これが純粋な「音楽」というものには非常に大切なのにも関わらず昨今の歌唱コンペでは、見失いがちになっている感がある。確かにラナは期待以上にうまかったのだけれど、この「力」も間違いなく持っていると改めて実感する。


 そして2曲目では本邦初公開となった新曲「ボディ・エレクトリック」をパフォーマンス。ラナ独特の"ハリウッド・サッドコア"の王道をいく、とりわけダークで引き裂かれるようにドラマティックなチューンの名曲の誕生した瞬間でもあった。

 さらに大ヒット曲「ボーン・トゥ・ダイ」が始まると、またも観客はシンガロング。ラナの曲は決して大合唱向きのサウンドではないため、本当に感心してしまう。シンプルでアンプラグドな演奏とラナの歌声の調和が本当に心地よく、それぞれの曲の素晴らしさがより鮮明に伝わる。感心したのは私だけではなかったようで、曲が終わるとラナは思わず「あなたたち、歌がうまいわね(笑)」とここで最初にして最後ともいえるMCらしいMCを発した。


 最初私は前列5番目位で見ていたが、いつしか自分の後ろには数千人のオーディエンスがいるかのような錯覚を覚えた。後半、全体を見渡す為に後部中央に移動して眺めることにしたが、大きなビジョンを前に歌うラナは神々しく、キャパ700人であるはずのヴェニューがアリーナ会場のように思えてきたのは、ラナの魅力、いや魔力が空間を時代や場所を超越したラナ・ワールドに変えてしまったから。


 ldr_setlist_elrey.JPG大げさな演技をするわけでもないのに、時にはあまりにも純粋過ぎて痛々しさすら感じるような少女の心の叫びのようにも、そしてある時にはなにもかも余計な事まで全て知り尽くしてしまった娼婦の嘆きのようにも見え聴こえてしまうというこの不思議さと計り知れない才能がスパークした全10曲、45分というライブは、次のシングルカットといわれる「ナショナル・アンセム」で終了した。


 ラナは歌い終わると「もうこれで今日はステージに戻ってこないわよ。アイ・ファッキン・ラヴ・ユー」(笑)といってまだ演奏が終わらないうちにステージを後にした。アンコールもなしで本当にこれでおわり?と呆然としたファンも多かったが、シンプルなステージン具なのに、夢か幻かと思ってしまうような幻想的で独特な世界だっただけに、まさに急に夢から覚めてしまったような感覚さえ覚えたが、早くも次アルバム、次ツアー(もちろんもっと大会場に違いない)への期待が余計に高まったのは私だけではないと思う。ラナの曲まだ聴いたことの無い人は、歌詞カードをガッツり見ながらその世界に堪能してハマってください!

D姐 (2012年6月 5日 15:46)

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